大切な、大切な命をまたひとつ、失ってしまいました。
リンパ腫。2歳半くらいの短い猫生でした。
七味くんは2017年3月に170フレンズで保護した子です。
あるエサやりさんから「首に赤い紐みたいなのが巻き付いていてごはんを食べづらそうにしてる猫が来てるの」と連絡があり、捕獲器を預けて捕まえていただきました。
なんてかわいらしい子でしょう!?
すぐに病院で診ていただきましたが、紐は巻き付いておらず・・・??
まぁ細かいことは置いといて、こんなかわいい子を保護しないわけにもいかんでしょ?
と去勢手術後にメンバーのちーさんちで預かっていただきましたが、ビビリ度がかなり高めだったため、我が家にお引越し。ダンナの寝室で暮らしていました。
ダンナは「しっちん」と呼び、私は「しちみん」と呼んでました。
昨年12月半ばくらいだったかなぁ。
「しっちんの手が左と右で太さが違うんだよ」ってダンナが言い出した。
え~?傷でも作ってバイキンが入ったのかねぇ?くらいに考えてました。
でも、ダンナいわく
●朝オレを起こさなくなった(それまでは寝てるダンナの体の上をうにゃうにゃ言いながら歩き回り起こしていた)
●ごはんを食べなくなった(カリカリは多少食べていた)
●元気がない気がする
という異変が続いて、年末に病院に連れて行ったのです。
最初の病院では骨にも異常なし、腫れ方を見ても内臓から来る疾患とは考えにくいので、たぶんケガからくる炎症でしょう・・・ということで抗生剤の注射と利尿剤の注射をしていただきました。
ところが年末年始のお休みの間も腫れは引かず相変わらず元気もない。
最初の病院の休診日だったために別の病院を受診してみたのです。
そこで腫れている場所に注射針を刺して組織を取る検査をしていただいたところ、リンパ腫か肥満細胞腫のどちらかの可能性があると。
この紫のでっかいかたまりは、あってはいけない細胞らしい。
すぐに専門の検査機関にその組織を送って検査してもらったところ
『大細胞性(低分化型)のリンパ腫』という診断でした。
ただちに抗がん剤治療を開始し、最初のL-アスパラギナーゼとステロイドを注射。
その晩は胃液を吐いたり、一晩中えずいていたようです。
翌日、あまりにもぐったりしていたので補液と吐き気止めの注射をしていただきましたが、夜の19時にそのまま息を引き取りました。
私たちが選択した抗がん剤治療が余命を短くしたのは間違いありません。
最後に苦しい思いをさせて本当にかわいそうでかわいそうで仕方ありません。
でも、まだ2歳半の子の命をあきらめて緩和ケアに入るという選択肢はなかったのです。
リンパ腫について何も知らなかったのですが、この低分化型というのは悪性度が高く進行が早いタイプなのですね。
異変に気づいてから1ヶ月ほどで逝ってしまった。
ごめんね、しちみん。
昨夜、ダンナといっしょに荼毘に付してきました。
待っててね。
いつか私もそちらに行くから、その時はいっぱい謝らせてね。
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