ありがとうね、ラック

我が家の保護猫ラックが昨夜永眠しました。

愛称らっくん。年齢は不詳。


少し前に「なんか様子がヘンかも?」と思って病院に連れて行きました。

だって私がベッドに横になると必ず私の腕枕をご所望になるらっくんが、いつまで待っても来ない。

たまには一人で寝たいのかな?

でもいつも部屋のすみっこで寝るようになったし、ごはんもあまり食べない・・・

やっぱりなんかヘン!

と思って病院に連れて行った時には、左右の腎臓がどちらも三倍ほどに腫れている、と言われました。

どちらかの腎臓が健康なら外科的な治療もできたのでしょうが、両方となると厳しいね、と。

10/9には呼吸も早くなったので酸素室を作り、祈るような気持ちで見守りましたが奇跡はおきませんでした。


らっくんは近所の飲食店でのTNRで図らずも捕獲器に入ってしまった男の子でした。

その日は三毛猫の女の子を捕獲する予定で捕獲器を仕掛けたのですが、ひょろ~っと痩せた猫が捕獲器に近寄ったかと思ったら、カシャン!と入ってしまったのです。

「なんだよー!違う猫が入っちゃったよー!」

仕方なくそのまま去勢手術に連れて行ったのですが、病院から「ものすごい傷ができているから縫合してもいいですか?」と連絡が。

当時参加していたグループのご厚意で費用を出していただき縫合してもらいました。


わが家に引き取った直後。険しい表情をしていました。

こんなにひどいケガだったのですよ。


最初の2ヶ月ほどはケージの中のトイレ掃除も命がけでした。

猫パンチが飛んで流血するなんてしょっちゅうでした。


でも我が家に慣れてくれた頃になると、次々やってくる保護猫さんをお世話してくれる優しい先輩猫になってくれました。



すでにお嫁に行ったサリーちゃんと。


これはランチさんと。


この写真はつい最近。野風ちゃんはらっくんのオッパイをちゅぱちゅぱしていました。

お乳出ないのにね。(^▽^;)


優しい優しいらっくん。

たったの2年半ほどしか暮らせなかった。

らっくんの優しさに甘えて、どれほどのストレスを与えてしまっただろう?

保護されたのがうちじゃなければ、もっと長生きできたのかな?


ごめんね、らっくん。

本当にありがとう。お世話になりました。

今度は甘えたいだけ甘えさせてくれるおうちに生まれておいで。

でも、もし良かったら・・・また私の元に来てくれたらうれしいな。


170フレンズ【ひなポプのブログ】

170フレンズは、埼玉県南部を活動の拠点にしている小さな愛護団体です。 猫たちを守っている餌やりさんたちを支援し、不妊去勢手術の実施、遺棄された仔猫、負傷・病気で外での生活が出来なくなった猫の保護をしております。 不幸に生きる野良猫がいなくなる事を切に願い、野良猫問題を抱える地域でのTNRをお手伝いさせていただき、一代限りの地域猫として人と共生していく環境作りを推進しております。

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